東日本震災支援華展11
いけばな行事 人の和が次の大きな輪を創る!
東日本大震災復興チャリティーいけばな展
2011年10月21日(金)~23日(日) spectator:5750
- 夜の会場風景: NEXT21 1階アトリウム
ようやく実現したいけばな展だった。
3.11の東日本大震災発生直後に予定していた新潟三越での伝統文化祭が中止となり7カ月後に開催されたこのいけばな展には、新潟市内在住15流派が賛同して開催された。
作品数は23作品で、開催日数も3日間であったが予想を大きく上回る約9500名もの来場者を数え、善意の義援金も7万円を超えた。
テレビニョースや新聞に取り上げられた影響も大きい。
会場は新潟市の繁華街にそびえる21階建のシンボル的な高層ビル、NEXT21の1階アトリウム。
この場所でのいけばな展は初めてだ。
(以前この場所で、新潟市民伝統文化祭で華道、茶道、邦楽が共演した特別ステージを7年間開催したことがある。)
普段は無機質な空間が生け花が飾られると得も言われぬ爽やかで華やいだ空間に変わる。
午前8時から夜10時まで観賞できるので、作品は朝日に照らされて美しい輝きを見せたり、夜のシックな雰囲気でまた違った表情を見せたり、一つの作品がいくつもの顔を見せてくれる。
通路の両側がオープンスペースの会場になっているので気軽に見れるためかいろいろな人が出入りする。
それが予想を上回る結果となって表れた。
また今回も新潟市華道協会の流派の垣根を越えたチームワークの良さがいかんなく発揮された。
この何とも言えない親近感とフレンドリーな関係は新潟市の財産だと思う。
これがあるからいろいろな苦難も一致団結して乗り越え様々な事業をすることができている。
今年は未曾有の大震災や大水害と世界的に歴史的な1年となった。
今、求められていることのひとつが日本がひとつになって苦難を乗り越える関係を築くことだろう。
小さいことかもしれないが、いけばなで人と人がつながってその輪が大きくなってゆくことも大切なことだと思っている。
当いけばな展にご支援ご協力をいただきました、新潟市、NEXT21、報道関係者の皆様、そして善意をお寄せいただきました多くの市民の皆様に感謝と御礼の意を表します。
東日本大震災チャリティいけばな展
~新潟市華道協会古町華展~
会場:NEXT21 1階アトリウム
[入場無料]
とき:10月21日(金)~10月23日(日) 3日間
主 催:新潟市華道協会・新潟市
参加団体:池坊、MOA山月、遠州、小原流、古流松應会、古流松藤会、古流松濤会、
嵯峨御流、成月流、千家古流一陽会、草月流、日新流、北斗流、容真流、
龍生派
後 援:(財)新潟市芸術文化振興財団、新潟日報社、NHK新潟放送局、BSN新潟放送、
NST,TeNYテレビ新潟、UX新潟テレビ21、エフエムラジオ新潟、
FM PORT 79.0
来場者: 9500名
義援金総額: 75,897円 (全額日本赤十字社を通じて被災地に送られます。)
- あげ花前の集合写真: NEXT21 1階アトリウム
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