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平標山・仙ノ倉山

  山と自然           一歩一歩登った山々に美の原点がある!

 平標山・仙ノ倉山    標高1983.7m・2026m

   2011年6月28日()                        spectator:1939
 

  •  平標山に静かな時間が流れて

平標山にて

登り口の唐松林

もしろい名前の山だ。「たいらっぴょうやま」と読む。

谷川連峰の一角で谷川岳とは反対側の新潟県境に近い三国峠の脇から入る。

コースは松戸山から登るルートと別荘地を抜けて清水の湧いている登山口から山小屋に至るルートがある。

私たち夫婦の山登りは、仕事を終えてから車を走らせて登山口で車中泊することが多かった。

その点、ステーションワゴン車はとても都合が良い。普段のふとんを車内に敷き、窓に特製のカーテンをかけると寝室としての落ち着いた空間ができる。

私たちはこれを「上野ホテル」と呼んだ。

その日は別荘地のさらに奥の山頂が見える一角に車を止めて車中泊。

雪で変形するブナの枝

翌朝、清水の湧く登山口まで車で行きそこから登り始めた。

まず、気持のよいカラマツ林の落ち葉の絨毯のような山道に入る。

例によって撮影しながら登るのでけっこう時間をかけながらゆっくりと景色や植物を撮影しながら高度を上げてゆく。

爽やかな青葉のブナの林を過ぎ、あたりが低木になるとひょっこりと山小屋「平標山の家」に出た。

山小屋より

この日の宿泊は我々二人だけの貸し切り状態。贅沢な山小屋泊まりである。

ここから頂上までは小一時間で行ける。

翌朝、4時前に小屋を出る。

あたりはまだ真っ暗だ。

ヘッドライトが必要ないくらい眼が慣れてくると、右側が深い谷底になっていて暗く不気味な深さを感じる。

上空の雲が濃い紫色からピンク色に変わるころ頂上に着いた。

そこからは見渡す限りの雲海が眼下に広がっている。

今まさにその雲のヘリが金色の糸のように輝き、しばらくすると太陽が雲の間から顔を出した。

一瞬、交響曲が頭の中で響いたかのように鳴り出した。

  • 雲海に浮かぶ八海山と巻機山

早朝の山頂にて

ご来光が雲海の間を幾筋もの光となって後光のように照らし出した。

その照らされた雲がオレンジ色に染まりながらどんどん湧きあがってくる。

すぐ前の山肌に湧きたつガスが紫色からピンク色になり、そしてあたり一面が金色に変わった。

そこには「荘厳」という言葉しか当てはまる言葉がない。

この日、この時間にしか見れない、えも言えぬ光景だ。

これを我々夫婦だけが見ている。まさに雲上の特等席でみた自然の大シンフォニーであった。

平標山頂にて

やがて交響曲が終わり、そこから仙ノ倉山までは高山植物を見ながらの稜線散歩である。

山には我々二人しかいない。二度とない時間をゆったりと存分に楽しんだ。

これぞ、まさしく究極の贅沢な時間である。

ここ平標山は多種の高山植物とともにアズマシャクナゲも群生する素晴らしい山でもある。

新潟には、その他の低山でも花の素晴らしい山が多い。

稜線はお花畑

後世に残してゆくためにも、不用意に撮影のために高山植物の中に踏み込んで行ったり、身勝手な盗掘など断じてあってはならない。

登山道に張られたロープが人と自然を分けている光景を見るのは悲しい。


アズマシャクナゲ

ヨツバシオガマ

ウラジロヨウウラク

ハクサンイチゲ

  •  雲海に続く登山道

雲上散歩


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