夜空に輝く木星11
天体観察 果てしないロマンが宇宙にある!
夜空に輝く木星
2011年9月16日(金) spectator:3009
- 9月16日 雲を突き抜けて輝く月と木星
最近、毎夜の9時過ぎに小一時間の散歩をしている。
田園地帯に流れる水路に柳などが植えられ、整備された遊歩道は夕涼みには最適である。
東の空にひときわ明るく輝く星が目立っていた。
木星だ!
9月12日の中秋の名月のときも、美しい満月に負けないくらいの存在感で輝いていた。
台風が北上中のため明日から曇空になるとの予報で今日が撮影のチャンス。しかも月が最も接近する。
久しぶりで星の写真を撮る。
あいにく夜には雲が広がってしまい撮影が危ぶまれたが、その明るさは雲を突き抜けて天上では唯一の星の輝きを見せてくれた。
よく見ると写真には木星の衛星も写っていた。
木星は太陽系の中では最も大きな惑星。太陽からの平均距離が約7億7,800万kmで公転周期:11.8622年。
自転周期は約10時間弱と、直径は地球の約11倍の大きさながら非常に速く自転している。
その表面は巨大なうずや大赤斑の模様が特徴である。
以前、白馬岳頂上直下にある白馬岳山荘のテラスからシューメーカーレビー彗星が木星に衝突したいくつかの痕跡を天体望遠鏡で観測したことがあった。
また、火星と木星の間にある小惑星に大量の水があるのを発見したのは今年の春であった。
- 9月24日(土)pm22:52 新潟市から見た木星
今までに多くの木星探査機が新発見をしていて今後さらに生命の神秘のなぞが解きほぐされてゆくことだろう。
今年は、3.11以後、どうしても気持が沈みがちだったが、落ち着いて夜空を見上げて悠久の星々に思いをはせる心の余裕は失いたくないものである。
東の夜空にひときわ大きく煌々と輝く木星を見ていると混沌とした世の中の一縷の望みのようにも思えてくる。
- 10月13日 快晴の夜に接近する月と木星
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