上海国際挿花芸術展
いけばな行事 人の和が次の大きな輪を創る!
第6回 上海国際挿花芸術展 中国の沸騰するエネルギーを感じた芸術展
2006年5月1日(月) ~ 5月10日(水) spectator:5933
中 国の沸騰するエネルギーをこのいけばな展で肌で感じて帰って来た。
言葉では表現できそうにない雰囲気は動画で紹介したい。
新潟市は2005年11月4日開催の「食と花の世界フォーラムにいがた・プレ 2005」に上海市挿花花芸協会の蔡会長はじめ3名を招へい。
その年の12月より上海へ新潟のチューリップとユリの試験輸出が始まった。
そして上海市人民政府と蔡会長から上海と北京で1996年より2年ごとに開催される同いけばな展への参加要請が新潟市長と市産業経済局長に届いた。
2006年2月2日。新潟市文化振興課より新潟市華道連盟へ同芸術展への参加要請となり、8流派16名が派遣されることになった。
上海国際生花芸術展組織委員会は、上海市藘湾区人民政府、上海市緑化管理局、上海国際友好都市委員会、上海挿花花芸協会の合同主催で、観客動員数は40万人というビックイベントである。
新潟市の窓口は新潟市産業経済局 農林水産部 農業振興課が担当する。
会場は淮海中路にある上海市復興公園のなかに約1千坪という仮設会場が設営され、参加団体は世界各国から38団体が参加、大型花芸、二人食卓、中型花芸、家庭花芸、展示団個性区にて展示。
また実演コーナーも連日行われる。
新潟からの参加は初めてで具体的な様子はわからないので、新潟市展示ブースとして 5流派づつ20作品 を前期と後期で展示。
中国からもたらされた文化への感謝の意を込め、前期は日本いけばなの歴史的な様式の紹介と、後期では現代のいけばな作品を展示する方針が8流派間で合意された。
- 新潟市展示ブースの前期作品
- 新潟市展示ブースの後期作品
- いけ込み風景
展示ブースは図面を参照していただくとわかるが、極めて典型的な日本的な展示形式とした。
また新潟を紹介する写真といけばな作品を展示して新潟を印象づけるコーナーも併設した。
中国ではいけばなという言葉は使わない。挿花、花芸といい、西洋の様々な技術や日本のいけばなの技術も研究され、ダイナミックな展開をしていて、
西洋文化と東洋文化の融合した雰囲気が色濃く感じられた。
ひとつの文化が発展する時起こる歴史的展開がここ中国で急速に進んでいることを実感できる芸術展であった。
- この模様を動画で紹介しましょう。
- 開場式レセプション
- 蔡会長を囲んで
- コメント ○ご自由にお書き下さい。 (認証コードをお忘れなく!)
a:5933 t:2 y:2