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至仏山12

  山と自然           一歩一歩登った山々に美の原点がある!

 花の名山 「至仏山」  標高2,228m     

    2012年9月2日()  s_mubee.png(オコジョの動画)  spectator:1965

  • 尾瀬ヶ原と至仏山

尾瀬ヶ原の西にそびえる至仏山

ホソバヒナウスユキソウ 

さ6kmの尾瀬ヶ原の両端にそびえ立つ、東に男性的な燧ヶ岳、西に女性的な至仏山。

このふたつのの名山は尾瀬の景色の象徴的存在である。

尾瀬ヶ原に降り立ったときから、次に登るのは至仏山と決めていた。

思い出の花、エーデルワイスの日本版、ホソバヒナウスユキソウに逢いにゆきたい。

それが動機だった。

その初登山では思いがけない出会いがあった。

イワシャジン 

鳩待峠の山荘に泊まり、まだ薄暗いうちに歩き始めたときのこと。

20分くらい登ると、先を歩いていた登山者が立ちすくんでいる。

追いついてその目線をたどると、小さなぬいぐるみのような「オコジョ」が登山道の木の根の下に2匹。

なんとも可愛い仕草で戯れたり、近づいたりしてくる。

子供のようだ。

愛くるしい顔にお腹の白さが眩しいくらい美しい。泥道だったが、不思議なことにお腹も足もぜんぜん汚れていない。

暗くカメラはフラッシュを使わないと撮れない。驚かせないようにビデオだけで記録した。

可愛らしい二匹はしばらく遊んでから藪のなかに消えていった。


動画-画面をクリックしてください! オコジョです。


第一印象の良い山はダンゼンお気に入りの山となる。

しかし、この最初の登頂はやがてガスと風雨が強くなり、小至仏山の手前で引き返すことになった。

オヤマ沢田代 

この後、4回目の登頂でようやく頂上から尾瀬ヶ原を俯瞰することができたのだが、

それでも根気良く回数を重ねたのは、花の名山にふさわしいたくさんの種類の花に出会えたことと、オオシラビソなど、この山一種独特のいい香りがあり、天候のいかんにかかわらず、いつも新しい発見があったからである。

尾瀬ヶ原の雲海 

至仏山と谷川岳にしか見られないホソバヒナウスユキソウとの初対面は感激。

母と見た映画「サウンド オブ ミュージック」の挿入歌「エーデルワイス」を思い出す。

また、オゼソウ、シブツアサツキといったここでしか見られない希少種と出会えるのも楽しみになった。

小至仏山 

朝霧が木々を隠し、燧ヶ岳からのご来光を仰ぐ爽やかな朝。光輝く尾瀬ヶ原や、朝露をまとって輝く瑞々しい花々は絶好のシャッターチャンス。

撮影ポイントには事欠かない素晴らしい山である。

いつしかなじみの場所の季節ごとに出会う花ができていった。

登山道沿いのお花畑 

登山コースは、鳩待峠から登るルートで、オヤマ沢田代、とかげ岩を過ぎるとお花畑、蛇紋岩の登山道をひと登りすると標高2,162mの小至仏山に着く。

そこから長い稜線歩き、右に左に高山植物が顔を出す。

頂上が近づくにつれゴツゴツした岩稜となり、

稜線沿いのホソバヒナウスユキソウ 

大岩を巻いて、ひと登りすると、ひょっこりと山頂に着く。

尾瀬ヶ原を右に見下ろしながらの約3時間程度の登りとなる。

晴れていれば頂上からは360度の遮るものがない展望が広がる。

下りは尾瀬ヶ原を眼下にして下る。

尾瀬ヶ原を眼下にして下る

 はじめは、鳩待峠から頂上の往復だったが、平成10年から尾瀬ヶ原からの直登ルートが再開してからは、この周回ルートがお決まりのコースとなった。

直登ルートは、頂上からお花畑の高天原を過ぎると、ほぼ一直線に尾瀬ヶ原へ降りてゆく。

手に止まって遊んでいった蝶々

手に止まって遊んでいった蝶々

尾瀬ヶ原を見下ろすようにして下る道は快適だ。燧ヶ岳が出ていると眼下に雄大な景色が広がった。

蝶やトンボが手に留まるほど自然を近く感じることができるのは、この山の持っている特徴の一つだと思っている。

シブツアサツキ

何度も手で触れても逃げないなんて普通考えられないのだが、ここではできるから不思議だ。

人が少ないときは鳥もすぐ手元近くまで寄ってくる。

高度を下げ、森林限界の甘い香りのする林に入り視界がきかなくなると、ほどなく原の西の端の自然観察園に着く。

ハクサンシャクナゲ

たいがいは尾瀬ヶ原の山小屋で一泊し、早暁の尾瀬の景色を堪能してから、余韻を楽しむようにして帰途に着くのだった。

こうして、尾瀬ヶ原訪問43回のうち、至仏山登山は9回を数えることになったのである。


  • 至仏山に朝日が射す、早朝の尾瀬ヶ原

早朝の尾瀬ヶ原 
















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