生物100101
生きものたち かけがえのない「いのち」のかたち!
庭で出会った生きものたち
2010年1月1日(金) spectator:2931
- 我が家の上空を行く飛行機
1番身近で四季の変化を観察できるのが我家の庭である。
植物や昆虫や動物、そして毎年やってくるのを楽しみにしている庭木で休む鳥たちをここ数年観察している。
いつごろからだっただろうか、庭の草木や訪れる鳥や昆虫に変化が起きていることを感じ始めたのは…。
二十数年前には「月日星ホイホイホイ!」と鳴く三光鳥や北から渡ってきたツグミなどが最近では見られなくなっていた。
そういえば初夏盛んに鳴いていたカッコウの姿も見る機会が少なくなってきたし、それにトンボの数もこの一、二年で激減している。
何か重大な環境の変化が起きているという危険信号が私のなかで鳴り出していた。
俳人、正岡子規は病床での楽しみのひとつが自宅の庭を眺めることであった。
子規は「こんな小さな庭の中にも森羅万象がある。」といってそこから野山や宇宙を想像するたくましさを持っていた。
つきつめていけば、一輪の小さな花も小さな虫も宇宙とつながっている。
そういう視点から、心でものを見ると世界が広がってゆく。
季節に先駆けて咲く花に、生命力の強さを感じる。役割を終えると惜しげもなく花を散らしてゆく。
植物ははかなさと同時に生き抜く強さが同居している。
早朝、朝日が差し込むと花の表情が際立って美しく輝く。
その一瞬の変化を撮る。木洩れ日が自然のスポットライトになっている。
このわずかな時間に見せる植物の輝きがまことに美しい。
こうして朝、頻繁に撮影していると微妙な季節の移り変わりを感じとることができるのである。
- 我が家の小さな庭に訪れる昆虫や花たち。
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