渋谷区華道連盟創立60周年記念華展
いけばな行事 人の和が次の大きな輪を創る!
渋谷区華道連盟創立60周年記念華展 “にいがたの花をいける”
2010年3月21日(日)・22日(月) spectator:6346
- 表参道沿いの「表参道ヒルズ」に隣接する「新潟館ネスパス」
表参道・新潟館 ネスパス 3階において、渋谷区華道連盟創立60周年を記念して「にいがたの花をいける」いけばな展が開催されました。
渋谷区華道連盟と新潟市華道協会。そして新潟市と新潟館ネスパスが協力した初の企画展です。
新潟産のチューリップ、ボケ、シンピジューム、アイリス、ストック、ユリ、フリージアなどが直送されて、一足早い春を呼ぶ60作品が展示されました。
昨晩の猛烈な春の嵐がうそのように晴れ上がった3月21日。午前11時より開場式が行われました。
開場式は、稲田礼甫 渋谷区華道連盟理事長のご挨拶のあと、テープカットは次の5名の来賓の皆様によって行われました。
- テープカット参列者
渋谷区長 桑原 敏武 様
渋谷区茶道連盟 理事長 大山 宗寿 様
新潟館ネスパス 館長 後藤 一安 様
新潟市食と花の推進課 齋藤 和弘 様
新潟市華道協会 理事長 原嶋 アサノ 様
司会は 華道瑩心流家元 木下 艸雲 様
テープカットの後、ご来賓の挨拶とつづき、なごやかな雰囲気のなか取り行われました。
- 開場式
- いけばな展会場風景
会場には新潟の花を使って生けた約60作品が展示され、ひとつひとつの作品には、席札の横に花材の名前と共に、新潟の花と明記した新潟の花材名が書かれたカードが置かれました。
会場内には緋毛氈の長椅子が用意され、新潟県村上市のお茶(北限の茶として有名)が使われた煎茶と新潟県燕市の銘菓「くもがくれ」のご接待があり、副題の「にいがたの花をいける」とあるように、とても心配りの行き届いた心温まる春のいけばな展という感じを強く受けました。
- にいがたの花をいけようワークショップ
また、ネスパス1階において、小学生を対象にした「にいがたの花をいけようワークショップ」が連日行われ、新潟の花チューリップなどをいける子供たちの真剣な眼差しに明日の伝統文化の明るい兆しを見る思いがしました。
- 表参道・新潟館ネスパス 春の総力祭
さらに、いけばな展に開催時期を合わせて「表参道・新潟館ネスパス 春の総力祭」も併催され、館の周りに飾られた約1万本の新潟のチューリップがひと足早い豪華な春を演出。
新名所となった隣接する表参道ヒルズとともに大勢の来場者であふれていました。
また、開場式には、渋谷区企画部国際文化交流課 服部秀敏 課長もお見えになるなど、渋谷区は伝統文化に対する理解がとても深く、渋谷区華道連盟との協力体制も並々ならぬものを感じた展覧会でもありました。
新潟市華道連盟と渋谷区華道連盟がお互いのメリットを生かして協力しあい、成功裏に終わった今回の試みは、官民の多角的な協力体制がより重要になる新たな時代の新しい可能性を示唆する催しとなりました。
改めまして、このたびのいけばな展にご尽力いただきました関係者各位に厚く御礼申し上げます。
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