いけばなの世界から見えるもの!人、自然、宇宙、存在…

梅雨時の趣き11

 いけばな歳時記            季節の節目に出会う花!

 梅雨時の趣き

   2011年6月23日(木)             spectator:2407

  • 梅雨空にそよぐ稲の苗

梅雨空にそよぐ稲の苗

  • けむりの木

けむりの木

月の17日(金曜日)に、新潟地方が「梅雨入り」したと気象庁から発表があったが、本格的に雨が降ってきたのは今日からである。

梅の実をつけるころに降るので梅雨と書く。

四季のある日本では、この梅雨の時期の雨は植物にとっては成長に欠かせない恵みの雨でもある。

新潟の梅雨は空梅雨(からつゆ)模様の天気のほうがどちらかというと多い。

しかし、地球の温暖化のせいか梅雨の終りの頃に集中豪雨のような降り方をすることも多くなった。

日本人のきめ細やかな情緒の豊かさは雨の降り方の名前が多いことにも関係する。

これほど多くの雨の降り方を形容する言葉で表わされてきたのは日本だけであろう。

swfu/d/s_110625-01.png

雨の降り方の擬音では、

ぱらぱら ばらばら ぽつぽつ ぽつりぽつり しょぼしょぼ、しとしと、ザーザーなどがあり、

雨の強さや降り方による表現 には、

霧雨、こぬか雨、細雨 、小雨 、小降り、大降り、時雨( 朝時雨、夕時雨、小夜時雨)、にわか雨、そぼふる雨、村雨 、しのつく雨、通り雨、片時雨、横時雨 、涙雨 、天気雨 、通り雨 、スコール、どしゃぶり、横殴りの雨、バケツをひっくり返したような、大雨、豪雨 、雷雨 、風雨 、長雨 など。

季節による表現では、

春雨 、花散らしの雨、菜種梅雨 、五月雨(さみだれ)、走り梅雨 、梅雨 (ばいう、つゆ)、暴れ梅雨 、戻り梅雨、麦雨、夕立 、秋雨、秋時雨、秋入梅 、寒の雨 、氷雨 など。

草木を潤す雨の表現として、

翠雨 、甘雨 、瑞雨 、慈雨 など。

温暖化が顕著になって生まれた新しい言葉には、

集中豪雨 、局地的豪雨、ゲリラ豪雨 などがある。

けむりの木

古来より農耕民族で雨は身近な影響力を持っていたのと、詩的な情緒を育んできたのもこの多様な日本の雨の降り方にあった。

雨が似合う花といえば「アジサイ」であるが、我が家にあるもう一つの代表格が「煙の木」で、どちらも雨上がりに雨粒をまとった姿は誠に趣きがあって季節感を十二分に表現している。

雨が降れば、その風情を楽しみ、梅雨の合間の青空の下では爽やかな植物の息吹を感じに、近くの野鳥の居る公園に行く。

朝日を受けて霧が湧きたつ木漏れ日のなか、匂い立つ植物に囲まれ、つかの間の晴れ間を待ちかねたように野鳥たちが飛び交う。

そして植物が生きいきと輝きを増して見えるのもこの季節の良さだろう。


我が家の庭に咲いた梅雨時の花を活けてみた。


  • 梅雨時に咲く庭の花をいける。

けむりの木、グロリオサ。

紫陽花、竹

  • コメント  ご自由にお書き下さい (認証コードをお忘れなく!

認証コード(2053)


a:2407 t:4 y:3

powered by Quick Homepage Maker 4.91
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional